リアルな歯の見える唇の書き方-鉛筆画のリアルな絵の描き方

この記事でわかる絵のコツ
「歯が上手く描けない!」
と悩んでいる人が多い
・「マンガ絵」と「リアルな絵の描き方」
その大きな違いのひとつは
✅歯をリアルに描き込むかどうか
という点です。
歯をリアルに描こうとすると、おばけ
みたいになってしまうんですよね。
でも実は、その原因は凄くシンプル
なんです。
■おばけになる原因
歯を線で描いてしまっている
■対策
歯を影だけで描く
(歯の輪郭をフチどりしない)
たったこれだけです。
この記事では、この
歯を影だけで描く
という、鉛筆画のリアルな絵の描き方
のコツについて解説していきます。
目次
✅下書きの描き方
✅リアルな上唇の描き方
✅リアルな歯茎の描き方
✅リアルな歯の描き方
✅リアルな下唇の描き方
✅さいごに
下書きの描き方

・まずは、図のように
下絵を描くための基準線
を引いていきます。
つまり、目印となる基準線を描いてから
下絵を描き込んでいくわけです。
・以下で、この線を引く順番を
説明しますね。
■手順1.

歯の描き方1
・最初は、図のように
✅口の大きさを決めるための長方形
を描きます。
この長方形の中に、すっぽり口が入る
ことになります。
■重要■
・目印の線は、
「絵を描く用紙」と「原画写真」の
両方に同じもの
を描いてください。
■手順2.

歯の描き方2
・図のように、
✅歯を描き込む目印の位置
を描きます。
・後のステップで歯を描き込むときは、
「この線と線の間に、歯を3本描く」
といった感じでイメージしながら描く
ことになります。
・線の本数は、後から自分が描きやすい
ように、3~4本に増やしてもOKです。
■手順3.

歯の描き方3
・図のように、
✅唇の内側を描き込む目印の位置
⇒上唇の下
⇒下唇の上
を描きます。
・実際の唇の形は曲線ですが、いちばん
目印にしやすそうなところに直線で
描きましょう。
■手順4.


・手順1.~3.の目印線を描いた後、
この写真のように上唇と下唇のライン
を描きこんでいきます。
■手順5.

歯の描き方7-1
・唇の下書きが描けたら、歯を描いて
いきます。
まずは、歯の間隔のバランスを確認
するための目印の点を描きましょう。
・つける目印のポイントは
✅歯の幅
✅歯茎を描く場所
の2つです。この2つがが後から
わかり易いようにしていきましょう。
■手順6.

歯の描き方8
・手順5で歯の間隔のバランスがとれたら
ひとつひとつの歯の形を丁寧に描き込み
ます。
・歯をリアルに見せる影をつける作業は
後から行うので、この段階では線で
しっかり形を描いてしまってOKです。
■手順7.

歯の描き方9-1
・余分な目印線を消したら、下書きは完成
です。
リアルな上唇の描き方
■手順8.

歯の描き方10
・上唇に、まず下地の色を塗っていきます。
・上唇全体を、薄めの鉛筆(HBまたはB)
で、均一に塗ります。
・塗れたら、写真ように
✅パステルブラシ(ストレート)で、
鉛筆の芯をならす
✅ティッシュでぼかして馴染ませる
という手順で、下地をぼかして整えます。
※詳しくは、こちらの記事で写真付きで
解説しています。
↓
パステルブラシとティッシュ
を使ったムラの無いぼかし方
■手順9.

歯の描き方16
・写真のように、
✅影の濃い部分を塗り足す
✅擦筆(さっぴつ)または綿棒で、
塗り足した部分の輪郭をボカす
という手順で、陰影をつけていきます。
※ぼかしに使用する道具について、詳しく
はこちらの記事で解説しています。
↓
鉛筆画のリアル絵でボカシに使える
5つの道具について

・唇の上の輪郭はハッキリ描かずに
ぼかしておくと、自然な仕上がりに
なります。
(逆に、境目がはっきりしすぎると、
凄く濃い口紅を塗っているように
見えます。)
リアルな歯茎の描き方
■手順10.

歯の描き方17
・口の奥の方から影をつけていきます。
・口の奥はとても暗いですが、
「真っ黒」
ではありません。
暗い中でも濃淡があるので、しっかり
観察して描くようにしてください。
■手順11.

歯の描き方18
・歯茎に、まず下地の色を塗っていきます。
・歯茎全体を、薄めの鉛筆(HBまたはB)
で、均一に塗ります。
■手順12.


・下地が塗れたら、1枚目の写真ように
陰影をつけます。
・具体的には2枚目の写真の赤い部分を
参考にしてください。
・ぬり方は、
✅鉛筆で影を塗り足す
✅擦筆(サッピツ)または綿棒で
ぼかして馴染ませる
という手順で、影をつけていきましょう。
・歯茎が塗れたら、唇と歯茎の境い目に
できる影を、シャープペンできっちりと
描きます。
境い目をハッキリさせることで、絵に
メリハリができるんです。
リアルな歯の描き方
■手順13.

歯の描き方20
・例として、図で矢印をつけた歯の描き方
を説明します。
■手順14.

歯の描き方21
・歯の輪郭線を、ペン型消しゴムでキレイ
に消します。
■手順15.


・写真のように、うすい鉛筆(Hか2Hくらい)
で、歯の影をつけます。
・2枚目の写真のように、中心よりやや右の
部分が光が当たる部分なので塗り残し、
それ以外の部分に、ほんとに「うす~く」
影をつけます。
■手順16.

歯の描き方23
・うすくつけた影を、綿棒でぼかして
なじませます。
■手順17.

歯の描き方24
・写真のように、歯のすき間から見える
暗い部分を描き込むと、前歯の形が浮き
上がってきます。
■手順18.

歯の描き方25
・隣の歯も同様に、輪郭線を消して描き込
んでいきます。
■手順19.


・薄い鉛筆(HまたはHB)で、歯の表面を
塗っていきます。
・鉛筆を寝かせて塗ったあと、綿棒で
ぼかして、なじませましょう。
■手順20.

歯の描き方28
・薄い鉛筆(HまたはHB)で、歯と歯の間
の輪郭線を描き込みます。
・これも、鉛筆は寝かせたままで、
✖ 線を描く
〇線の形に影を塗る
という意識で描くようにしてください。
■手順21.

歯の描き方29
・同様の手順を繰り返して、奥の歯まで
描き進めていきます。
・これで、歯は完成です。
リアルな下唇の描き方

歯の描き方30
・上唇に、まず下地の色を塗っていきます。
・上唇全体を、薄めの鉛筆(HBまたはB)
で、均一に塗ります。
・塗れたら、写真ように
✅パステルブラシ(ストレート)で、
鉛筆の芯をならす
✅ティッシュでぼかして馴染ませる
という手順で、下地をぼかして整えます。

歯の描き方33
・上唇のときと同じように、
✅影の濃い部分を塗り足す
✅擦筆(さっぴつ)または綿棒で、
塗り足した部分の輪郭をボカす
という手順で、陰影をつけていきます。

歯の描き方34
・紙から目を離して、絵の全体を見るように
すると、
✅描き込みが足りない
✅描き込みすぎ
✅薄く描きすぎ
✅濃く描きすぎ
という部分が見えてきます。
・細かい部分の描き込み具合が調整できたら
完成です。
さいごに

歯の描き方-完成
・歯のリアルな絵の描き方は、
陰影のつけ方の手順のパターンさえ
つかめば、すぐ描けるようになります。
ただ、歯は本数が多いので、
✅単純作業にのようにこなしていくと、
絵のメリハリが無くなる
ということにつながるので注意が必要
です。
一本ずつ、原画をよく見ながら丁寧に
描きすすめるようにしましょう。
・根気よく描いてみてくださいね。
Youtube版 解説動画
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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