リアル絵の作品の大きさの決め方

この記事でわかる絵のコツ
・初心者の人は、
絵は小さい方が簡単
という先入観を持っている人が多いです。
でも実際は、
描きたい絵に合わせて、
適切な多きさの用紙で描く
と、とても描きやすくなるんです。
・この記事では、
■絵の大きさでリアル絵制作の難しさが
大きく変わるということ
■鉛筆でリアル絵の人物画を描くときは、
どれくらいの大きさで描くのか
ということについて、解説していきます。
目次
✅リアル絵は絵が大きいほど簡単!
✅リアル絵の作品サイズはどれくらいか
✅さいごに
リアル絵は絵が大きいほど簡単!
・今回は、作品の具体的な大きさについて
お話しします。
・結論から言うと、実際に描く絵の大きさは
✅大きければ大きいほど簡単
✅逆に小さければ小さいほど難しい
ということが言えます。
でも、普通の人は
教科書やノートのすみっこにラクガキ
するような小さい絵は簡単
というイメージが強いので、
大きい絵はムズかしくなる
という誤解がある人が多いんですよね。
・この記事では、その「誤解」を解いて
いきたいと思います。
リアル絵はマンガ絵とちがう
・確かにマンガの絵であれば、小さい絵
の方が簡単だったりします。
なぜかというと、多くの人は
字を描く大きさでしか鉛筆を動かさない
つまり、
大きく手を動かしてモノを描く
ことがほとんどない
からです。
もう少し言うと、
■字を描くとき
…「指」「手首」を使う
■絵を描くとき
…「指」「手首」「ひじ」を使う
※大きい絵なら「肩」も使う
と、普段と違う動きをするので難しく
感じてしまうのです。
・ただ、リアル絵を描くとなると
✅書き込む絵の情報量がとても多い
↓
✅小さい絵だと米粒の中に絵を描く感じ
になってしまうので、小さい絵で描く
ほうが、かえって難しいんです。
大きい絵は誤差があってもOK
・例えば
目の位置が1mmずれた
といった場合、
✅絵が大きい
1mmなら誤差としてほぼ影響なし
✅絵が小さい
1mmずれただけで、全然おかしな
おばけみたいな絵になってしまう
ということが起こります。
つまり許容される誤差の範囲について、
絵が大きいほど簡単になる
ということになります。
リアルな絵の作品サイズはどれくらいがよいか
・これは、
✅自分がどんな絵を描きたいのか
によって変わってきます。
それこそ、
卓上サイズ~等身大のサイズ~巨大壁画
まで、言い出したらキリがないので、
ここでは、
最小でもこれくらいの大きさは欲しい
という目安をお伝えします。
リアル絵制作の最小サイズ(目安)
・僕は、
作品のメイキング動画を
Youtube配信したい
という目的があるので、
✅実際の机の大きさ
✅カメラ撮影の都合
などの関係で、A4サイズの用紙を
使っています。
・実感としては、 これが
リアル絵制作できる最小サイズ
だと思います。

【参考】
・僕がよく描く大きさは、A4サイズを横に
して、正方形になるくらいの横幅です。
その中に頭がなるべく大きく入り、
少し肩が入るくらいの大きさで描きます。
毛穴まで描き込むなら紙を大きくする
・先ほどのA4横サイズの場合、
毛穴まで見えてしまうようなリアル絵
を描き込むことは困難です。
(このサイズの絵で毛穴を描くには、
シャープペンでも太すぎます。)
・リアルさを追求するのであれば、
以下のいずれかの方法が必要です。
■方法①
・紙の大きさは変えず、もっと
ズームアップした絵にする
⇒「顔全体」を描いていた大きさで
「目だけ」「口だけ」のように
拡大した絵を描く
ことで、細かい描き込みが可能に
なるわけです。
■方法②
・紙の大きさをA3サイズ以上にする
※紙が大きければ、当然こまかい部分
まで描き込めるようになりますが、
作業スペースとの兼ね合いですね。
2つとも、当たり前の話ではあります。
ただ、作業前に
今回は、これくらい細かい描き込みを
頑張りたい!
と、
イメージを持った上で作品サイズを
決めてから描き始める
ということの重要性は高いので、あえて
お伝えしておきますね。
描きはじめてから後悔しないように、
意識するようにしましょう。
さいごに
リアル絵の作品サイズを大きくすると。。。
・絵が大きくなると、間違いなくリアル絵は
描きやすくなります。
ただ、先ほどもお伝えしたとおり、
絵のサイズを変えるときは、以下の3つ
のようなことも、考えておく必要が
あります。
① 手の動かし方も大きく動かすなど
描き心地は随分変わってきます。
② 1枚描くための絵の制作時間も
どんどん長くなってきます。
③ 制作場所も広いスペースを占有する
ことになります。
場合によっては、机上ではなくイーゼル
を使って描くようになるかもしれません。
可能な範囲で自由に決めましょう
・リアル絵の作品サイズに、
絶対コレ!
という決まりはありません。
自分の作品を制作するにあたって
■どんな大きさの作品にチャレンジ
したいのか
■どの程度、制作時間や場所などの
条件が許容されるのか
など、自分の気持ちと相談しながら
制作する作品の大きさを、自由に
決めていくとよいでしょう。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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