リアルなウイスキーグラスの書き方-鉛筆画のリアルな絵の描き方

この記事でわかるリアル絵のコツ
– How to draw a glass of water –
・この記事では、鉛筆画の
水の入ったグラスのリアルな絵の描き方
について、下書きの描き方から陰影の
描き方までを、順を追って詳細に解説
しました。
ぜひ一度読んでみてください。
目次
✅下書きの描き方
✅ウイスキーグラス(上部)の描き方
✅水面の書き方
✅ウイスキーグラス(下部)の描き方
✅さいごに
下書きの描き方
■手順1

ウィスキーグラスの書き方1
・まずは、この写真のような
下絵を描くための基準線
を引いていきます。
つまり、目印となる基準線を描いてから
下絵を描き込んでいくわけです。
・基準線は以下の要領で描きます。

①中心線(正中線)を縦に引く

②グラスの横幅の基準線を引く

③グラスの上端、底面、水面の楕円の
中心線を横に引く
また、楕円の縦幅の目印の点を
つけておく
■手順2

ウィスキーグラスの書き方2
■手順3

ウィスキーグラスの書き方4
・グラスのおおまかな形決まったら
✅水面のふちの表面張力の部分
✅グラスの葉っぱのデザイン
を描き込みます。

・グラスのデザインは、
・グラスの端にいくほど横幅が縮む
ということを意識して描きましょう。
・全ての描き込みができたら、
最初に描いた基準線は消して
下描きの完成です。
ウイスキーグラス(上部)の書き方-リアルな絵の描き方
■手順4

ウィスキーグラスの書き方6
・図のように、グラスの厚みを表現したい
ので、
✅上側半分はグラスの内側の影
✅下側半分はグラスの外側の影
を描きます。
■手順5

ウィスキーグラスの書き方7
・グラスの水の入っていない部分に、
うすく影をつけます。
・うすい鉛筆は芯が硬いので、
・芯先をしっかり削る
・鉛筆を寝かして紙に押し付け過ぎない
ということを意識して、紙を傷つけない
ように描いてください。
■鉛筆の濃さの目安…H、HB
■手順6

ウィスキーグラスの書き方8-2
↓↓↓ タップして拡大 ↓↓↓
・グラスにつける影は、一番端より少し内側
が一番濃くなるように塗ります。
⇒一番端の部分は、明るい光で見えない
ように描きます。
グラスの輪郭線は、絶対に描かない
ようにしましょう。
水面の書き方-リアルな絵の描き方
■ここから先のステップは、「水は透明」という先入観は捨てていきましょう!
■手順7

ウィスキーグラスの書き方12
・水面を全体的に下塗りします。
■鉛筆の濃さの目安…H
■手順8

ウィスキーグラスの書き方13
・水面もよく見ると、影の濃淡がほんの少し
あることがわかります。
よく観察しながら、水面の少し濃い部分に
うっすらと重ね塗りします。
■鉛筆の濃さの目安…H、HB
※この手順7,8の水面塗り作業は、
できるだけ丁寧に行っておきましょう。
ここで、
✅色が薄すぎる
✅ぼかしが雑、塗りムラがある
という状態だと、このあとの手順で
光っている部分を白抜くときの
白抜き効果が半減してしまいます。
・水面のふちは、表面張力で少し盛り上が
っていて、光と影がはっきり出ます。
先の細いシャープペンなどを使って、
キッチリと描き込みましょう。
■手順9

ウィスキーグラスの書き方14
・水面に映り込んだ影を描きます。
「それっぽく」描ければ、正確で無く
てもOKです
■手順10

ウィスキーグラスの書き方16

ウィスキーグラスの書き方16-2
・水面の手前側の部分の表面張力も
しっかりと描き込みます。
・図のように、奥側の表面張力の見え方と
比べると
✅奥側…帯状に見える
✅手前側…線状に見える
という違いがあります。
このあたりをよく観察しながら描き分ける
ようにしてください。
■手順11

ウィスキーグラスの書き方18
・水面の光っている部分の模様を、
「ペン型消しゴム」
で白抜きます。
この「白抜く」というステップで、
グッとリアリティが出てきます。
・ペン型消しゴムは、消しゴムの芯先を
斜めにカットしておくと、
・細い白抜き
・太い白抜き
のように強弱をつける作業がしやすく
なるのでオススメです。
※「ペン型消しゴム」については、
こちらの記事で詳しく解説しています。
↓

オススメな消しゴム
ウイスキーグラス(下部)の書き方-リアルな絵の描き方
■手順12

ウィスキーグラスの書き方19
・全体的に下地を塗ります。
■鉛筆の濃さの目安…HB、B
・写真で下地塗りに使用しているのは
「パステルブラシ」
です。全体的にムラが無いように
塗りたいときには、
ティッシュ+パステルブラシ
で作業するとスムーズにいきます。
※「パステルブラシ」については、
こちらの記事で詳しく解説しています。
↓

を無くしたい】
パステルブラシ ストレート
■手順13

ウィスキーグラスの書き方20

ウィスキーグラスの書き方21
・グラスの端から影をつけていきます。
■鉛筆の濃さの目安…B~6B
・基本的には
グラスの端から中央に向かって
明るくなる
というようにグラデーションをつけて
いきます。
・模様を避けて塗ろうとすると
模様の上と下で濃さが全然違う
といったトラブルがおこりやすいです。
こまめに紙から目を離して、全体の
バランスを確認しながら塗り進める
ようにしましょう。
■手順14

ウィスキーグラスの書き方22
・グラスのデザインの凹凸は、全体的な影
をつけた後で描き加えていきます。
・デザインの葉っぱ模様を、ひとつづつ
丁寧に描き込みます。
こういう細かい装飾が上手く描けると、
最終的に引き締まった作品になります。
■手順15

ウィスキーグラスの書き方24-2
・強く光っている部分の装飾は、模様の
輪郭も見えなくなります。
先入観で装飾の輪郭線を描いてしまう
ことはよくありがちなミスです。
注意しながらよく見て描いて
いきましょう。
■手順16

ウィスキーグラスの書き方25
・底面の影を描きます。
グラスの底は光が屈折していて、
想像もできないような変な形に
影がつきやすい部分です。
一度で描こうとせず、
重ね塗りしては形を確認する
といった感じで、自然な影に仕上げて
いきましょう。
■手順17

ウィスキーグラスの書き方26
・グラスの底面に刻まれているロゴマーク
を描き込みます。
・底面の影を一度塗ったあとに、
・ペン型消しゴムで模様を白抜き
・シャープペンで模様の輪郭を整える
という要領で描いていきます。
■手順18

ウィスキーグラスの書き方27
・グラスの影を描いていきます。
・影をつけるときは、鉛筆を水平方向に
動かして描いていきましょう。
※影をつける向きは、
机に水平の面に沿って描く
と憶えておいてください。
・主役はグラスなので、
・描き込みすぎ
・濃くなりすぎ
にならないように注意しましょう。
■手順19

ウィスキーグラスの書き方28
・最後に、ペン型消しゴムで影の中に
明るい光を描き込んだら完成です。
さいごに
・今回のウイスキーグラスの絵は、この
円柱の絵の描き方
をベースに、光の表現のしかたを加えた
ものです。

初心者でも簡単なイラスト
・このような、絵の描き方の基本の手順を
ひとつずつクリアしていくと、いろいろ
なモノを描くこともだんだん簡単になっ
ていきます。
もし、
この記事の手順で上手く描けなかった~
という人もガッカリする必要はありません。
一度、「円柱の絵の描き方」の記事を実践
してから、もう一度この記事のグラスに
チャレンジしてみてください。
きっと、描きやすくなっているはずです。
じっくりと実践していくことで、必ず上達
しますので、ひとつずつじっくりマスター
していってくださいね。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
こちらの記事もオススメ
作者の「次もいい記事を書くぞ!スイッチ」はコチラ!
↓↓↓
この下のSNSボタンをポチッと押すと
お友達にこの記事を紹介をできます
