リアルな唇の描き方(第2弾)-リアルな絵やイラストの書き方

この記事でわかる絵やイラストのコツ

・この記事では、
リアルな唇の描き方
について、このモデルさんの唇のイラストを
描きながら解説していきます。
・この記事を読むことで、
リアルな唇の描き方の5つのポイント
として、
①下描きの描き方
②唇のシワの描き方
③唇の肌の質感の描き方
④口の中の描き方
⑤仕上げの陰影の描き方
の詳細な手順とコツを理解することが
できます。
また、この唇の描き方の手順をマネすることで、
初心者の人でも驚くほどリアルに
描けるようになる
でしょう。
ぜひ一度チャレンジしてみてください。
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■この「リアルな唇の描き方(第2弾)」の記事
については、
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文字と写真ではどうしても伝えきれない
更に細かい部分まで詳細に解説。
この記事と合わせて視聴してもらうと
より深く正確に内容を理解して
実践することができる
ようになります。
ぜひいちど、チェックしてみてください。
目次
✅使用する道具
✅唇の下描きの描き方
✅上唇の描き方
✅口の中の描き方
✅下唇の描き方
✅唇の陰影の仕上げの描き方
✅さいごに
使用する道具
【使用ソフトウェア】
CLIP STUDIO PAINT PRO
【液晶タブレット】
※私が使用している液タブです。
Huion Kamvas Pro 13
※今回の絵は、
『無料ペイントソフト』
でも実践できます。
※鉛筆画では、白く光を抜く場面の実践が
むずかしいかもしれませんが、
それ以外の部分については参考になる内容です。
唇の下描きの描き方
■手順1


・まずは、原画写真と絵を描く用紙の両方に
このようなグリッド(マス目)を描きましょう。
・これを目印にしながら正確に輪郭をトレース
していきます。
■マス目を使った下描きの描き方については
こちらの記事で詳しく解説しています。
↓↓↓
上唇の描き方
■手順2

・まずは、うすめのグレーで、丁寧に下地を
塗っていきます。
・下塗りを塗ることで
①後から色をつけるときの手間が減る
②下塗りの上から「白色」で光を描く
ことができるようになる
(鉛筆画の場合は、ペン型の消しゴム
で白抜くことができるようになる)
という2つのメリットが生まれます。
・下塗りができたら、少し濃いグレーで
軽く陰影もつけておきましょう。
■手順3

・次に、唇のシワを描き込んでいきます。
・シワの向きは、
・唇の両端はナナメ横方向
・唇の中心になるに連れて縦方向
になっているので、これを意識しながら
描いていきます。

・一度に全てのシワを描こうとせずに、
まずは、この写真のような目立つシワ
だけを描いて全体のバランスをとる
ようにしましょう。
・あまり濃く描きすぎてしまうと
線だけ浮いてしまうので、
濃度をうすくしたエアブラシモード
で描いていくのがオススメです。
・ざっくりとシワを描き込むと
こんな感じになります。
↓

■手順4

範囲を区切る例
・つぎに、細かい部分の描き込みをしていきます。
細かい部分を描き込むときは、この図のように
ある程度の範囲を区切って
1箇所ずつ正確に描いていく
ようにすると、描きやすいです。
範囲を限定することで、
原画写真を全体的に見ていたときよりも
細かい部分まで観察しやすくなる
というメリットが生まれるんです。
・1つの範囲が描き終わったら、
いちど紙から顔を離して絵全体を見たときに
描いた部分だけ浮いてないか
を確認しましょう。
例えば、描いた部分だけ
・濃すぎる または 薄すぎる
・描き込みが少なすぎる
・線の太さが違いすぎる
・ぼかしすぎている
などが浮いてしまう原因として考えられるので
チェックしてください。

・図の部分は、口の中をベタ塗りしただけだと
浮いてしまうので、
境界部分をほんの少しだけぼかして
馴染ませる
ようにします。


・シワの描き方は、
うすいグレーを使って少しあみ目状にする
ような感じで描いていきます。
ただ、単調な線にならないようにする
必要があるので、
原画写真をよく観察しながらなるべく
同じ形の線を描く
という意識を持って描くことが大切です。
・2枚目の絵のように、
シワを描いた上から、白で光の小さい粒を
描き込んでいく
ようにします。
「見えるか見えないか」くらいの、
うすくて小さい粒で描いてください。
この原画写真のような、肌っぽい質感を
出せればOKです。
↓


・また、この写真のように
唇の丸みをイメージして描く
と、形を表現しやすくなります。
・唇の影は、
右にいくほど暗くなっている
ということを意識しながら、描き進めて
いきます。
・影の暗い部分は、
下地の色をしっかりと塗ってから描き込む
ようにしましょう。
口の中の描き方
■手順5


・口の中の暗い部分は、
しっかりと黒く塗る
ということが描き方の基本であり
とても重要なことです。
このように、濃くするべきところは
しっかりと描くことで
濃淡にメリハリがつく
↓
明るい部分がより光って見える
というメリットが生まれます。
・歯は、
顔のパーツの中でもツヤがある部分
ですが、今回の原画写真は
ザラつきがある質感で写っている
ので、それを再現させるように描いて
います。
このあたりは、自分の好みで表現して
いけば良いですね。
下唇の描き方
■手順6

・下唇も、上唇と同じように描き込んでいきます。
・唇の表面は、図のようにタイル状の皮膚が
並んでいます。
そして、その境い目部分には、
「光」と「影」
ができます。
■手順7

・唇の中央部分の光を描くときには、
上下の影の濃い方からうすい方
に向かって線を引っ張る
ようにすると、中央部分が光って見える
ようになります。
■手順8

・この写真のように、目立つ光の粒は
しっかりと描き込むようにします。
この光の粒が描き込まれることで
絵が絞まって、命が吹き込まれる
ような感じになります。

・唇の肌は、通常は
①下塗りで色をつける
②シワを描き込む
の2ステップで済ませても良いです。
ただ、この絵では
③白やグレーで細かい点々の粒を描き込む
ことでザラッとした『雑味』を少し
描き込んでいます。
そうすることで、人間の肌っぽさをより
リアルに表現しています。
ただ、あまり『雑味』を描きすぎると、
絵を汚すことにもつながるので、
どこまで描き込むのかは、ご自身の好みで
考えてください。
唇の陰影の仕上げの描き方

・ひと通り描けたら、最後に全体的に眺めて
みて、陰影の濃さを確認します。
・色を調整する場合、
新しいレイヤーを作成し、
うすい濃度のエアブラシでグレーを
塗り足して調整する
ようにします。
さいごに

・全体的に、「光」の描き込み具合を調整
したら完成です。
・顔の中でも、「唇(口)」は「目」と同じ
くらい人の視線を集める重要な場所です。
特に女性の場合、唇の描き方ひとつで
作品のイメージがガラッと変わって
しまいます。
・でも、この記事で説明したような
基本となるリアルな唇の描き方
をひとつマスターすれば、誰の唇でも
描けるようになります。
・そして、いろいろな人の唇を描くことで
原画を観察する力がついてくる
ということは間違いないので、
ぜひ、実践してみてくださいね!

・この「リアルな唇の描き方(第2弾)」は
プレミアムレッスン動画(約15分)
で期間限定で無料公開しています。
動画で復習することで
より深く正確に内容を理解して
実践することができる
ようになるので、ぜひチェックしてみてください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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