リアルな唇の描き方(第2弾)-リアルな絵やイラストの書き方
![リアルな絵-唇の絵の書き方サムネイル](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/08/リアルな絵-唇の絵の書き方サムネイル-セピア.jpg)
この記事でわかる絵やイラストのコツ
![リアルな唇の絵の描き方-原画](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方-原画.jpg)
・この記事では、
リアルな唇の描き方
について、このモデルさんの唇のイラストを
描きながら解説していきます。
・この記事を読むことで、
リアルな唇の描き方の5つのポイント
として、
①下描きの描き方
②唇のシワの描き方
③唇の肌の質感の描き方
④口の中の描き方
⑤仕上げの陰影の描き方
の詳細な手順とコツを理解することが
できます。
また、この唇の描き方の手順をマネすることで、
初心者の人でも驚くほどリアルに
描けるようになる
でしょう。
ぜひ一度チャレンジしてみてください。
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については、
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文字と写真ではどうしても伝えきれない
更に細かい部分まで詳細に解説。
この記事と合わせて視聴してもらうと
より深く正確に内容を理解して
実践することができる
ようになります。
ぜひいちど、チェックしてみてください。
目次
✅使用する道具
✅唇の下描きの描き方
✅上唇の描き方
✅口の中の描き方
✅下唇の描き方
✅唇の陰影の仕上げの描き方
✅さいごに
使用する道具
【使用ソフトウェア】
CLIP STUDIO PAINT PRO
【液晶タブレット】
※私が使用している液タブです。
Huion Kamvas Pro 13
※今回の絵は、
『無料ペイントソフト』
でも実践できます。
※鉛筆画では、白く光を抜く場面の実践が
むずかしいかもしれませんが、
それ以外の部分については参考になる内容です。
唇の下描きの描き方
■手順1
![リアルな唇の絵の描き方-原画](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方-原画.jpg)
![リアルな唇の絵の描き方1](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方1.jpg)
・まずは、原画写真と絵を描く用紙の両方に
このようなグリッド(マス目)を描きましょう。
・これを目印にしながら正確に輪郭をトレース
していきます。
■マス目を使った下描きの描き方については
こちらの記事で詳しく解説しています。
↓↓↓
上唇の描き方
■手順2
![リアルな唇の絵の描き方2](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方2.jpg)
・まずは、うすめのグレーで、丁寧に下地を
塗っていきます。
・下塗りを塗ることで
①後から色をつけるときの手間が減る
②下塗りの上から「白色」で光を描く
ことができるようになる
(鉛筆画の場合は、ペン型の消しゴム
で白抜くことができるようになる)
という2つのメリットが生まれます。
・下塗りができたら、少し濃いグレーで
軽く陰影もつけておきましょう。
■手順3
![リアルな唇の絵の描き方3-2](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方3-2.jpg)
・次に、唇のシワを描き込んでいきます。
・シワの向きは、
・唇の両端はナナメ横方向
・唇の中心になるに連れて縦方向
になっているので、これを意識しながら
描いていきます。
![リアルな唇の絵の描き方3-3](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方3-3.jpg)
・一度に全てのシワを描こうとせずに、
まずは、この写真のような目立つシワ
だけを描いて全体のバランスをとる
ようにしましょう。
・あまり濃く描きすぎてしまうと
線だけ浮いてしまうので、
濃度をうすくしたエアブラシモード
で描いていくのがオススメです。
・ざっくりとシワを描き込むと
こんな感じになります。
↓
![リアルな唇の絵の描き方3-4](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方3-4.jpg)
■手順4
![リアルな唇の絵の描き方4-2](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方4-2.jpg)
範囲を区切る例
・つぎに、細かい部分の描き込みをしていきます。
細かい部分を描き込むときは、この図のように
ある程度の範囲を区切って
1箇所ずつ正確に描いていく
ようにすると、描きやすいです。
範囲を限定することで、
原画写真を全体的に見ていたときよりも
細かい部分まで観察しやすくなる
というメリットが生まれるんです。
・1つの範囲が描き終わったら、
いちど紙から顔を離して絵全体を見たときに
描いた部分だけ浮いてないか
を確認しましょう。
例えば、描いた部分だけ
・濃すぎる または 薄すぎる
・描き込みが少なすぎる
・線の太さが違いすぎる
・ぼかしすぎている
などが浮いてしまう原因として考えられるので
チェックしてください。
![リアルな唇の絵の描き方4-3](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方4-3.jpg)
・図の部分は、口の中をベタ塗りしただけだと
浮いてしまうので、
境界部分をほんの少しだけぼかして
馴染ませる
ようにします。
![リアルな唇の絵の描き方5-2](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方5-2.jpg)
![リアルな唇の絵の描き方5-3](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方5-3.jpg)
・シワの描き方は、
うすいグレーを使って少しあみ目状にする
ような感じで描いていきます。
ただ、単調な線にならないようにする
必要があるので、
原画写真をよく観察しながらなるべく
同じ形の線を描く
という意識を持って描くことが大切です。
・2枚目の絵のように、
シワを描いた上から、白で光の小さい粒を
描き込んでいく
ようにします。
「見えるか見えないか」くらいの、
うすくて小さい粒で描いてください。
この原画写真のような、肌っぽい質感を
出せればOKです。
↓
![リアルな唇の絵の描き方5-4](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方5-4.jpg)
![リアルな唇の絵の描き方5-5](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方5-5.jpg)
・また、この写真のように
唇の丸みをイメージして描く
と、形を表現しやすくなります。
・唇の影は、
右にいくほど暗くなっている
ということを意識しながら、描き進めて
いきます。
・影の暗い部分は、
下地の色をしっかりと塗ってから描き込む
ようにしましょう。
口の中の描き方
■手順5
![リアルな唇の絵の描き方8](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方8.jpg)
![リアルな唇の絵の描き方9](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方9.jpg)
・口の中の暗い部分は、
しっかりと黒く塗る
ということが描き方の基本であり
とても重要なことです。
このように、濃くするべきところは
しっかりと描くことで
濃淡にメリハリがつく
↓
明るい部分がより光って見える
というメリットが生まれます。
・歯は、
顔のパーツの中でもツヤがある部分
ですが、今回の原画写真は
ザラつきがある質感で写っている
ので、それを再現させるように描いて
います。
このあたりは、自分の好みで表現して
いけば良いですね。
下唇の描き方
■手順6
![リアルな唇の絵の描き方6-2](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方6-2.jpg)
・下唇も、上唇と同じように描き込んでいきます。
・唇の表面は、図のようにタイル状の皮膚が
並んでいます。
そして、その境い目部分には、
「光」と「影」
ができます。
■手順7
![リアルな唇の絵の描き方7-2](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方7-2.jpg)
・唇の中央部分の光を描くときには、
上下の影の濃い方からうすい方
に向かって線を引っ張る
ようにすると、中央部分が光って見える
ようになります。
■手順8
![リアルな唇の絵の描き方8-2](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方8-2.jpg)
・この写真のように、目立つ光の粒は
しっかりと描き込むようにします。
この光の粒が描き込まれることで
絵が絞まって、命が吹き込まれる
ような感じになります。
![リアルな唇の絵の描き方11](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方11.jpg)
・唇の肌は、通常は
①下塗りで色をつける
②シワを描き込む
の2ステップで済ませても良いです。
ただ、この絵では
③白やグレーで細かい点々の粒を描き込む
ことでザラッとした『雑味』を少し
描き込んでいます。
そうすることで、人間の肌っぽさをより
リアルに表現しています。
ただ、あまり『雑味』を描きすぎると、
絵を汚すことにもつながるので、
どこまで描き込むのかは、ご自身の好みで
考えてください。
唇の陰影の仕上げの描き方
![リアルな唇の絵の描き方12](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方12.jpg)
・ひと通り描けたら、最後に全体的に眺めて
みて、陰影の濃さを確認します。
・色を調整する場合、
新しいレイヤーを作成し、
うすい濃度のエアブラシでグレーを
塗り足して調整する
ようにします。
さいごに
![リアルな唇の絵の描き方-完成](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/リアルな唇の絵の描き方-完成.jpg)
・全体的に、「光」の描き込み具合を調整
したら完成です。
・顔の中でも、「唇(口)」は「目」と同じ
くらい人の視線を集める重要な場所です。
特に女性の場合、唇の描き方ひとつで
作品のイメージがガラッと変わって
しまいます。
・でも、この記事で説明したような
基本となるリアルな唇の描き方
をひとつマスターすれば、誰の唇でも
描けるようになります。
・そして、いろいろな人の唇を描くことで
原画を観察する力がついてくる
ということは間違いないので、
ぜひ、実践してみてくださいね!
![リアル絵の描き方プレミアムレッスン](https://realdrawing.jp/wp-content/uploads/2020/06/realdrawing_横長ロゴ.jpg)
・この「リアルな唇の描き方(第2弾)」は
プレミアムレッスン動画(約15分)
で期間限定で無料公開しています。
動画で復習することで
より深く正確に内容を理解して
実践することができる
ようになるので、ぜひチェックしてみてください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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