絵の初心者は手の関節をスムーズに使うと上手くなる

リアルな絵の描き方-手の関節を上手く使った書き方サムネイル
リアルな絵の描き方
手の関節を上手く使った書き方

この記事でわかる絵のコツ

初心者の人の絵にありがちな特徴
・初心者の人の作品を拝見すると、
  ・線がうねうね曲がってる
  ・線に勢いが無い

 といった、いかにも
  ・描きにくそうに描いた絵
 になっていることが多いです。


■原因
・よく見られる原因がこれです。

 字を書くことには慣れているので、
 2cm四方の「字のサイズ」は書ける。
 ⇒その書き方で、大きい絵も描こうと
  するので、うまくいかない


■対策
・絵を描くときには、
  字を書くときと違った腕の関節も
  活用して描く
 と、スムーズに絵が描けるようになります。


・この記事では、この
  ✅鉛筆の動かし方がわかると
    絵が上手くかけるようになる
  ✅絵が描きやすくなる関節の使い方

 というテーマについて、解説していきます。

目次

✅関節を使いこなすとメリットがいっぱい
✅指の関節を使った絵の描き方
✅手首の関節を使った絵の描き方
✅ひじの関節を使った絵の描き方
✅肩の関節を使った絵の描き方
✅まとめ

関節を使いこなすとメリットがいっぱい

・絵を描くときは、無意識に
  ✅ 指の関節
  ✅ 手首の関節
  ✅ 肘の関節
  ✅ 肩の関節

 といった、いろいろな関節をつかって
 鉛筆を動かしています。


・実は、この
  関節の動きの特徴を『意識して使う』
 ということができれば、
  ・絵が描きやすくなる
  ・絵を描くスピードが上がる
  ・キレイな線がかけるようになる
 など、多くのメリットがあるんです。


・今回は、上にあげた
  4つの関節の動き
 について、
  ・それぞれの関節の動きの特徴
  ・関節の動きのメリット・デメリット

 を解説します。

 特徴を理解した上で、少しずつ意識して
 活用してみてください。

指の関節を使った絵の描き方

■指の関節の特徴

リアルな絵の描き方-絵を描くときの関節の使い方1
リアルな絵の描き方
絵を描くときの関節の使い方1
リアルな絵の描き方-絵を描くときの関節の使い方2
リアルな絵の描き方
絵を描くときの関節の使い方2

・写真のように、「指の関節」
  「手首」「ひじ」「肩」
 に比べて、細やかで自由な動きができ
 ますよね?


・でも、万能に思える指の関節の動きにも、
 以下のような、
  メリット・デメリット
 があります。


■メリット
 ・細かく複雑な動きができる
 ・筆圧も自由に変えることができる


■デメリット
 ・動かせる範囲が小さい

 ・自由に動かせる分、一定の筆圧で
  描き続けることが難しい
  ⇒指の曲げ伸ばしで、筆圧が変わりやすい

 ・長い直線が描けない
  ⇒指の動きだけで直線を引こうとすると
   下の写真のような曲線になってしまう

リアルな絵の描き方-絵を描くときの関節の使い方3
リアルな絵の描き方
絵を描くときの関節の使い方3

・つまり、
  大きな絵を描くときには、
  指先だけで描くのはムリ
 ということになるわけです。

手首の関節を使った絵の描き方

■手首の関節の特徴

リアルな絵の描き方-絵を描くときの関節の使い方4
リアルな絵の描き方
絵を描くときの関節の使い方4
リアルな絵の描き方-絵を描くときの関節の使い方5
リアルな絵の描き方
絵を描くときの関節の使い方5

・この写真は、
  指を使わずに手首だけ動かした場合
 の動きです。


「手首の関節」は、「指」の次に自由に
 動かせる関節です。

 小さい絵であれば、
  指と手首のコンビネーション
 で、ほとんど描くことができます。


・手首についても、メリット・デメリット
 を挙げてみますね。


■メリット
 ・指の関節に比べて、一定の速さや強さ
  で動かしやすい
  ⇒手首の動きだけで色を塗ると、
   動きの速さや強さに波が少ないので
   キレイに仕上がる


■デメリット
 ・長い直線が描けない
  ⇒手首の動きだけで直線を引こうとすると
   下の写真のような曲線になる

  ※指で描くよりは緩やかですが、
   やはり曲線になります。

リアルな絵の描き方-絵を描くときの関節の使い方6
リアルな絵の描き方
絵を描くときの関節の使い方6

・つまり、

 ◎トランプのサイズくらいの
  細かい描き込みは手首&指で描ける

 ×もっと大きい絵は、手首&指の動き
  だけではムリ


 というイメージですね。

ひじの関節を使った絵の描き方

■ひじの関節の特徴

リアルな絵の描き方-絵を描くときの関節の使い方7
リアルな絵の描き方
絵を描くときの関節の使い方7
リアルな絵の描き方-絵を描くときの関節の使い方8
リアルな絵の描き方
絵を描くときの関節の使い方8

・この写真は、
  「ひじの関節」だけを動かした場合
 の動きです。


「ひじの関節」は、一定の曲げ伸ばしの
 動きしか、できません。

 でも、この不自由さは、逆にいうと
  一定の動きができる
 というメリットにつながるんです。


・具体的に、ひじの関節のメリットと
 デメリットを挙げてみましょう。


■メリット
 ・動かせる範囲が大きい

 ・一定の動きがしやすい
  ⇒A4サイズ程度の小さい絵であれば、
   ひじの動きだけで直線を引くと
   キレイに描けます


■デメリット
 ・指先や手首のような、繊細な動きは
  できない

・つまり、ここまでをまとめると
 A4サイズ程度の作品であれば
 以下のようなイメージをもつことで、
 絵が描きやすくなるわけです。

 ■ひじの関節を活用する場面
   ・絵全体のアタリを描く
   ・大きな線を描く

 ■指先や手首を活用する場面
   ・細かな描き込みをする

肩の関節 を使った絵の描き方

■肩の関節の特徴

リアルな絵の描き方-絵を描くときの関節の使い方11
リアルな絵の描き方
絵を描くときの関節の使い方11

・肩の関節は、
  大きいキャンバスで、下書きの
  大まかな線を引いたりするとき
 に意識して使います。

 ※卓上で絵を描いてるときは、あまり意識
  して使わないですね。


・下の写真のように、キャンバスに対して
   肩を支点にして動かす
 と他の関節を使ったときよりもまっすぐ
 な線が描けます。

さいごに

・以上、関節の動きを見てきました。

・最後にまとめると、以下のようになります。

 ✅絵を細かく描き込むとき
  ⇒ 指、手首の関節を使う

 ✅一定の筆圧で色を塗りたいとき
  ⇒ 手首の関節を使う
   (指の関節は動かさない)

 ✅長い直線を引きたいとき
  ⇒ ひじ または 肩の関節を使う
   (指と手首の関節は動かさない)


・このように、用途別に関節の動きを意識
 することで、
  ・絵が描きやすくなる
  ・絵を描くスピードが上がる
  ・キレイな線がかけるようになる

 というメリットにつながり、絵が上手く
 描けるようになります。


・また、途中で気づいた人もいるかと
 思いますが、人間の身体の構造上
  ✅どこかの関節を支点にして線を引く
       =
  ✅コンパスのような円運動になる

 ということになります。


 つまり、鉛筆からなるべく遠い関節を
 使うほど、
  大きな円運動になる
   = 直線に近い線になる
 ということですね。


・このように、
  使う関節によって、描ける線の質や形が
  変わってくる
 ということは、意識して描いていると
 いろいろな「気づき」につながります。

 ぜひ
  「意識して絵を描いてみる」
 ということを試してみてくださいね。

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最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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