リアル絵の影の描き方(応用編)-影は階層で描ける

この記事でわかる絵のコツ
・この記事では、
「リアル絵の影の描き方(基本編)」
でお伝えした基本的な影の描き方の内容
をベースに
人物画で影をつけるときには、具体的に
どのような描き方をすればよいのか?
ということを解説しています。
・ですので、
■人物画の影を、
どこに?
どんな形の影?
を描いていけばよいのか具体的に知りたい
という人は、一度読んでみてください。
※基本編をまだご覧になられていないかたは、
是非そちらからご覧ください。
↓↓↓
目次
✅影の濃さが違う原画を4段階用意する
✅影の輪郭をトレースする
✅網かけで影を描く
✅さいごに
影の濃さが違う原画を4段階用意する
■手順1
・この写真のように、あらかじめ
影の濃さを徐々に強くした4段階分
の写真画像
を用意します。
・この写真を見ると、影の濃さが強くなる
に従って
影の面積が増えている
ということがわかりますよね?
これを活用して、濃淡の階層を5段階
に分けられます。
・「5段階の濃淡」は具体的には
以下の通りです。
■1番濃い影
…1枚目の写真で影がついている部分
■2番目に濃い影
…2枚目の写真で、
1枚目より影が増えた部分
■3番目に濃い影
…3枚目の写真で、
2枚目より影が増えた部分
■4番目に濃い影
…4枚目の写真で、
3枚目より影が増えた部分
■光が当たって明るい部分
…4枚めの写真でも影がついていない部分
※言葉だけでは分かりづらいので、
次の項で実際にトレースしながら
説明します。
影の輪郭をトレースする
■手順2
・それぞれの写真から、順番に影をトレース
していきます。
・すべてトレースすると、影の階層の境い目
ができます。
※トレース台については、こちらの記事で
詳しく解説しています。
↓↓↓
・まずは、普通の写真をトレースします。
・2番目に影が薄い写真で、
陰の部分をトレースします。(赤線)
・3番目に影が薄い写真で、
陰の部分をトレースします。(青線)
・一番影が濃い写真で、
陰の部分をトレースします。(緑線)

陰影の書き方応用編説明画像9
・ハッキリ塗り分けると、この絵のように
なります。
※色がちょっと怖くてすいません 。
網かけで影を描く
■手順3

陰影の書き方応用編説明画像10
・上記で描いた図をもとに、
網かけで影をつけていきます。
✅赤い部分の影 ⇒ 3回網かけを重ねる
✅青い部分の影 ⇒ 2回網かけを重ねる
✅緑の部分の影 ⇒ 1回網掛けする
・最後に仕上げとして
グレーの斜線をつけた部分
に、同じように斜線で細かい影を
描き足します。
さいごに
■完成

陰影の書き方応用編説明画像11
・手順1~3の要領で網かけすると、
この絵のような感じに仕上がります。
・あとは、「基本編」で球を塗ったときと
同じように、
ティッシュや綿棒でボカしながら
境界線を目立たなくしていく
という作業をして、リアルな絵に
仕上げていくことができます。
いちど、試してみてください。
■関連記事
・ぼかしについては、こちらの記事でも
解説しているので、ぜひ合わせて
読んでみてください。
↓↓↓
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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