リアルな頬の陰影の書き方-鉛筆画のリアルな絵の描き方

リアルな絵の描き方-頬の陰影の書き方サムネイル

この記事でわかるリアル絵のコツ

・顔の中でも、頬は
  輪郭線が無い
  ⇒形を表現するのが難しい
 という悩みが多い部分です。


・この記事では、
  ✅リアルな絵の頬の描き方
  ✅リアルな絵の陰影の描き方の順序
  ✅キレイに陰影をつけるコツ
  について、わかるようになります。

・頬の描き方について、悩んでいる人は
 ぜひ一度読んでみてください。

目次

✅全体の影のつきかたを確認する
✅鼻筋の描き方
✅鼻筋と頬の境い目の部分の描き方
✅頬(ほほ)のぬり方
✅頬(ほほ)から耳元の暗い部分の描き方

全体の影のつきかたを確認する

■手順1

リアルな絵の描き方-頬の書き方画像1
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像1
リアルな絵の描き方-頬の書き方-階調化画像
リアルな絵の描き方
頬の書き方
階調化画像

・今回は、この頬の部分をリアルに描く
 描き方を解説していきます。

・まずは、影の形をしっかり観察します。

 2枚目の絵のように、
  どのあたりで影の強さがどのように
  変化しているのか

 を段階的に捉えると、描きやすくなります。


・影の強さは
  鼻翼(鼻の穴の横の膨らみ)の部分から
  頬の中心に描けて、明るさが大きく変わる
 という特徴があります。

■使用する鉛筆の目安: H~4B

鼻筋の描き方

■手順2

リアルな絵の描き方-頬の書き方画像2
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像2
リアルな絵の描き方-頬の書き方画像3
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像3
リアルな絵の描き方-頬の書き方画像3-2
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像3-2

・まずは、
  鼻筋が一番影が濃い部分
 なので、そこから描き始めましょう。


・3枚目の絵のように、
  鼻翼から目元にかけて
  頬の丸みをふちどるような曲線
 の影がつきます。


リアルな絵の描き方-頬の書き方画像4
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像4

・鼻筋が描けたら、この写真のように
  目元から口元にかけての鼻筋に
  鉛筆を置いてみる
 ようにしてみましょう。

 こうして原画と見比べると、
 影の位置のズレを確認できます。

鼻筋と頬の境い目の部分の描き方

■手順3

リアルな絵の描き方-頬の書き方画像5
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像5
リアルな絵の描き方-頬の書き方画像6
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像6

・鼻筋の場所が確定したら、
  頬との境目の部分の形を陰影で作っていく
 ようにします。

 この部分は
  凹凸が緩やかに変化している
 ということを意識しましょう。
 


リアルな絵の描き方-頬の書き方-階調化画像2
リアルな絵の描き方
頬の書き方
階調化画像2

・この階調化画像で、赤で囲った部分が
  光が強く当たっている場所
 となり、この
  明るい場所の位置が正しく
  描けていることがとても重要
 となってきます。


・例えば、この位置が下にずれて
 しまったりすると
  年寄りに見えるようになる
 といったことが起こってきます。

頬(ほほ)のぬり方

■手順4

リアルな絵の描き方-頬の書き方画像7
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像7
リアルな絵の描き方-頬の書き方画像8
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像8

・手順3でお伝えした
  頬の中央部の一番明るい部分
  についてはあまり手を付けず

 に周囲から囲うように影を置いていきます。


・影は一度濃く塗ってしまうと薄くする
 のは難しいので、
  少し描いたら、紙から顔を離して
  全体の影のバランスを確認する
 という感じで、少しずつ様子を見ながら
 塗り足していくようにしましょう。


■手順5

リアルな絵の描き方-頬の書き方画像9
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像9

・頬の影の形が見えてきたら、
  頬の中央の一番明るい部分にも
  薄く影を入れる
 ようにします。


※この部分は、
  左頬の中では一番明るい部分
 ですが、
  右頬のいちばん明るい部分よりは暗い
 です。

 明るい部分を塗るときの濃さの加減は
 難しいですが、全体のバランスを見ながら
 慎重に塗り具合を決めていきましょう。


■手順6

リアルな絵の描き方-頬の書き方画像10
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像10
リアルな絵の描き方-頬の書き方画像11
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像11

・頬の中心を塗り終えたら、
 微調整をして陰影を整えていきます。


・微調整するときのポイントは、以下の4つです。

■ポイント1
  紙から顔を離して、原画と自分の作品を見比べます。
  ①全体的に見比べる
  ②明るい部分の形を意識して見比べる
  ③暗い影の形を意識して見比べる

■ポイント2
 見比べたときに
  ✅表情が違って見える
  ✅自分の作品がのっぺりして見える
 など、違和感を感じないかを確認しましょう。

 違和感を感じるる場合は、パッと見では
 わかりづらいけど、影の具合がどこか違う
 ということが多いです。

 自分の感覚を信じて、しっかり間違い探し
 をしましょう。

■ポイント3
 影を濃くするのは簡単ですが、
 薄くするのは大変なので
 修正は少しずつ加えるようにしましょう。

■ポイント4
 修正し過ぎると、左頬だけ濃くなって
 全体のバランスがくずれるので、
 適当なところでやめるのも大切です。

頬(ほほ)から耳元の暗い部分の描き方

■手順7

リアルな絵の描き方-頬の書き方画像12
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像12
リアルな絵の描き方-頬の書き方画像13
リアルな絵の描き方
頬の書き方画像13

・頬(ほほ)から左耳にかけて、
 影の暗い部分を塗り進めます。

 塗り始める前に
  左耳付近のいちばん暗い部分を、
  どこまで暗くするのか
 をイメージをしてから、描き始めましょう。


■使用する鉛筆の目安:
  この作品の場合、一番暗い部分は
  4B~6Bの鉛筆を使用しています。


・これで、完成です。

さいごに

・頬は、輪郭線が無い分、形の表現が
 難しく感じるかもしれませんね。

 もし、球面状の形のイメージが難しいと
 感じた人は、一度こちらの記事を参考に
 してみてください。



・また、
  肌の質感をキレイに仕上げるコツ
 について、こちらの記事で詳しく解説して
 いるので合わせて読んでみてくださいね。



最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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