リアル絵の下絵の書き方-方眼(マス目)を使った絵の描き方

この記事でわかる絵のコツ
・この記事では、
■リアルな絵では下書きの正確さが
重要ということ
■方眼(マス目)を使った下書きの
絵の描き方
について解説しています。
・この、
方眼で下書きを描く
という手法は、
リアル絵(ハイパーリアリスティック)
では、一般的によく用いられている
描き方です。
下書きを正確に書きたい方は、ぜひ参考
にしてください。
目次
✅リアルな絵では下書きの正確さが重要
✅方眼(マス目)を使った下書きの書き方
✅絵は自分の好きなように描くことが大切
✅さいごに
リアルな絵では下書きの正確さが重要
・この記事では、下書きの描き方のひとつ
として、
方眼(マス目)を使った
下書きの描き方
について解説します。
■リアルな絵は目指す基準が厳しい
・これは、絵を製作する目的が、
本物に見間違えられる作品が描きたい
ということなので、当たり前の話ですね。
・逆に、作品を見る人の基準も
似ているかどうか
ではなく、
本物に見えるかどうか
と、厳しくなってきます。
・つまり、
普通のスケッチなら許される程度の
わずかなデッサンの狂いが目立つ
という特徴があるので、
・下書きを可能な限り正確に描く
・消しゴムで紙を傷めないようにする
という意味で、この方眼を使った描き方
は、よく使用される手法なのです。
方眼(マス目)を使った下書きの描き方
■手順1

下書きの描き方1
・この記事では、図のような「丸の絵」を
モチーフとして、
方眼を使った描き方で、この丸を
正確に別の紙に描き写す方法
について解説していきます。
■手順2
・まずは、図のように、
モチーフの「丸の絵」と
絵を描き写す用紙
の両方に同じ形のマス目を描く
ことをします。
・両方に同じマス目が描けたら
マス目を基準にして、絵の線の位置
を確認しながら、描き写していく
という作業をしていきます。
■手順3
・例えば、図に描き込んだ点の座標は、
■座標(2,2)のマスの
下線の中心からやや左側
と読み取れます。
・この点を、絵を描き写す用紙にも
同じ場所にトレースします。
■手順4
・図に描き込んだ2つ目の点についても、
■座標(2,2)のマスの
右線の中心からやや上側
と読み取れます。
・この点についても、絵を描き写す用紙の
同じ場所にトレースしてあげます。
■手順5
・同じ要領で、マス目に交わってる
点の場所をよく確認しながら、
絵を描き写す用紙にトレースします。
■手順6

下書きの描き方2
・ある程度、基準の点が描けてきたら、
この図のように、
描き写した点を通るように線を描く
と、モチーフと同じ絵ができていきます。
・点と点の間の線は、
モチーフの線をよく見て
線の曲がり具合をマネして描く
ようにしていきましょう。
■手順7

下書きの描き方3
・完成度の確認のため、
「原画」と「描き写した絵」
を重ねてみました。
⇒この図のとおり、 とても正確に
描き写すことができていることが
わかるかと思います。
絵は自分の好きなように描くことが大切
・ちょっと脱線しますが、たまに
・ちゃんとスケッチしないで、
トレース台や方眼を使って描くなんて
インチキだ。。
とか言われる方がいます。
結構、SNSなどでこういう心無い
コメントをもらって傷つく方がいるので、
触れておきますね。
・僕個人的には
・使える道具は使えばいい
・使えるテクニックは使えばいい
という考えです。
ましてや、「方眼を使った描き方」は、
プロも実践している方法なので安心して
ください。
・大事なのは、
✅それぞれのメリット・デメリットを
正しく理解する
✅自分がやりたい目的をハッキリする
ということです。
ちょっと整理してみましょう。
■トレース台や方眼(マス目)を使って下書きをすることのメリット・デメリット
〇 メリット
・誤差の無い下書きが描ける
⇒作品の仕上がり品質が上がる
・紙を痛めない
・リアルに陰影をつけていく作業に
集中できる
✖ デメリット
・スケッチが上達しない
■スケッチで下書きをすることのメリット・デメリット
〇 メリット
・スケッチが上達する
✖ デメリット
・下書きに誤差が出る
⇒作品の仕上がり品質が下がる
・描いたり消したりするたびに紙を痛める
・ここで、
自分がやりたい目的は何か?
ということが大切になってきます。
✅スケッチが上達したい
✅美大生のようにデッサン力全般を
向上させたい
⇒下書きは方眼に頼らず、スケッチ
してスキルを磨きましょう。
✅スーパーリアリズムにこだわって
とにかく作品の完成度を高めたい
⇒下書きは、方眼やトレース台を活用
して素敵な作品を描きましょう。
・大切なのは、
自分が楽しむために絵を描いている
ということです。
他人に影響されず、自分のやりたい
ように描きましょう。
さいごに
・この方法を使うと、例えば
✅小さい原画 ⇒ 大きい用紙 に転写
ということもできます。
このやり方は、昔からよくやられている
方法ですので、こういうやり方もあるんだ
ということを憶えておいてください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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