リアル絵を描くならこの鉛筆

リアル絵で使う鉛筆について解説サムネイル-セピア

この記事でわかること

・この記事では
 ✅リアル絵に適した鉛筆の製品
 ✅リアル絵で使用する鉛筆の濃さや本数
 などがわかります。

目次

☑リアル絵に適した鉛筆の製品について
 ・三菱鉛筆について
 ・STAEDTLER(ステッドラー) について

☑リアル絵でオススメの鉛筆は?
 ・僕はいろいろ買いすぎました(^^;
 ・失敗しない鉛筆の揃えかた
 ・三菱鉛筆で揃える場合
 ・STEATLER(ステッドラー)で揃える場合

☑さいごに

リアル絵に適した鉛筆の製品について

・鉛筆は多くのメーカー製品がありますが、
 今回は、一般的によく使われている
  ■三菱鉛筆
  ■STEADTLER(ステッドラー)

 の2種類の鉛筆について紹介します。

■三菱鉛筆について

・三菱鉛筆は、描き心地がとてもソフトな
 感じの鉛筆です。

・鉛筆のグレードは、上から
  ✅ Hi-Uni
  ✅ Uni
  ✅ Uni-star
 の3つのグレードがあります。

・普通に字を書くだけであれば、どれも
 そんなに違いは感じません。

 ただ、リアル絵を描くときに
  鉛筆を寝かせて筆圧をかけずに
  ソフトタッチで描く(塗る)
 という繊細な作業をしているときに、
  Uni-star と Hi-uni の性能の違い
 がハッキリわかります。

 一番下のグレードのUni-starの場合、
 時々鉛筆の芯が用紙にひっかかるように
 ガリッとなる感じがして、違和感を感じ
 ることがあります。

 Hi-Uniになると、そういう違和感は一切
 なく滑らかで、僕自身、あまりの違いに
 凄く感激した記憶があります。

 三菱鉛筆さんの言われている製品特長は
 下記のような内容です。


■黒く、きれいに書ける理想の芯を採用
 鉛筆芯の材料である黒鉛と粘土が微粒で
 均一であるため、より黒く、きれいに
 書くことができます。

■なめらかな書き味で、折れにくい鉛筆
 黒鉛と粘土は不純物が少なく、均一に
 混ぜているため、なめらかな書き味で、
 かつ折れにくい鉛筆芯です。

■高級感のあるデザイン
 日本の伝統色えび茶色と高級感をイメージ
 したワインレッドを掛け合わせた軸色に、
 金字で6面に硬度を表示し、金色のリング
 がついている高級感のあるデザインです。

三菱鉛筆



 個人的には、高級感にはこだわらないですが、
 やはり「なめらかな書き味」というのは魅力
 ですね。

 1本160円と、普通の鉛筆に比べると高級
 ですが、画材として考えればそれ程高いもの
 ではなく長く使えるものなので、オススメです。

■STAEDTLER(ステッドラー) について

・三菱鉛筆Hi-Uni と甲乙つけがたいのが、
 STEADTLERの鉛筆です。

 もともとは製図用の鉛筆で、三菱鉛筆の
 Hi-Uniに比べると適度な硬さがあるのが
 特徴です。
 でも、その程よい硬さが描き心地が良い
 のです。

・STEADTLERの種類としては、
  ✅ Mars Lumograph
  ✅ Mars Lumograph black
 の2種類があります。

 ✅Mars Lumograph
  芯の素材がグラファイト(黒鉛)で作ら
  れた鉛筆です。
  ※三菱鉛筆Hi-Uniも含め、一般的な鉛筆
   はグラファイト芯です。

  ✔ 特徴
   ・描き心地がなめらか
   ・光沢がある


 ✅Mars Lumograph black
  芯の素材がカーボン(炭素)で作られた
  カーボン鉛筆です。

  ✔ 特徴
   ・光沢の無いマットな黒が表現できる
   ・描き心地はときどき「キュッ」と
    滑りが止まる感触がある


黒の濃さの比較
 この2種類の鉛筆について、黒の濃さを
 比べると、例えば同じ8Bを使った場合も
 「Lumograph black」の方が光沢が無い分
 ハッキリとした黒が表現できます。

リアル絵で使う鉛筆について解説画像1
リアル絵で使う鉛筆について解説画像1

リアル絵でオススメの鉛筆は?

僕はいろいろ買いすぎました(^^;

・僕は以下の種類の鉛筆を揃えています。
 ■三菱鉛筆Hi-Uni … 4H~10B
 ■STAEDTLER
   Mars Lumograph … 4H~9B
   Mars Lumograph black … 6B,8B

 でも正直、こんなに必要はありません。

 メーカーも
  ・三菱鉛筆
  ・STAEDTLER

 のどちらか一つ、好きな方でOKです。
 両方揃えても、特に意味ありません。

失敗しない鉛筆の揃えかた

・これから鉛筆を揃えていく人が
 僕のように無駄遣いをしないように

 ✅三菱鉛筆で揃える場合
 ✅STAEDTLERで揃える場合

 のそれぞれについて、オススメの
 揃え方を紹介します。

 ぜひ、参考にしてみてください。

三菱鉛筆で揃える場合

■人の肌の陰影に使う鉛筆
 メーカー:三菱鉛筆
 製品名称:Hi-Uni(グラファイト鉛筆)
 鉛筆硬度:2H,H,HB,B,2B,4B

 ※薄い色は繊細な陰影を描き分ける
  ために2H~2Bは揃えたい

■髪の毛を描くときの濃い黒
 メーカー:三菱鉛筆
 製品名称:Hi-Uni(グラファイト鉛筆)
 鉛筆硬度:4B,6B,8B,10B
      ※ひとつおきでOK

■瞳など、マットな黒が必要な部分
 メーカー:STEADTLER(ステッドラー)
 製品名称:Mars Lumograph Black
      (カーボン鉛筆)
 鉛筆硬度:6B,8B

整理すると、
 Hi-Uni … 2H,H,HB,B,2B,4B,6B,8B,10B
 Mars Lumograph Black … 6B,8B
の、計11本あれば大丈夫です。


Amazonリンク

■Hi-Uniの22本セットはあまりオススメしません
 Hi-Uniでは、このAmazonリンクの
 画像のとおり、22種類の鉛筆セット
 が販売されています。

 でも、このセットには5H~10Hの硬い
 (色が薄い)鉛筆が入っています。
 多分これは使わないと思うので、正直
 もったいないのでオススメしません

 お近くの文房具屋さんで、バラ売りで
 揃える方が良いでしょう。

 
■バラ売りで少しずつ揃えたい場合
 最初は、H,HB,2B,4B あたりから
 揃えていくと良いです。

 それで物足りなくなってきたら、
 上達している証拠です。
 少しずつ本数を増やしていきましょう。

STEATLER(ステッドラー)で揃える場合

■人の肌の陰影に使う鉛筆
 メーカー:STEADTLER(ステッドラー)
 製品名称:Mars Lumograph
      (グラファイト鉛筆)
 鉛筆硬度:2H,H,HB,B,2B,4B

 ※薄い色は繊細な陰影を描き分ける
  ために2H~2Bは揃えたい

■髪の毛を描くときの濃い黒
 メーカー:STEADTLER(ステッドラー)
 製品名称:Mars Lumograph
      (グラファイト鉛筆)
 鉛筆硬度:4B,6B,8B,9B
      ※8B,9BはどちらかでOK

■瞳など、マットな黒が必要な部分
 メーカー:STEADTLER(ステッドラー)
 製品名称:Mars Lumograph Black
      (カーボン鉛筆)
 鉛筆硬度:6B,8B

整理すると、
 Mars Lumograph
   … 2H,H,HB,B,2B,4B,6B,8B (または9B)
 Mars Lumograph Black … 6B,8B
の、計10本あれば大丈夫です。


Amazonリンク

■12本セットがオススメ
 STEADTLERでは、このAmazonリンクの
 ような12本セットがあります。

 このセットの内容は
 ・Lumograph … 2H,H,HB,B,2B,4B,6B,8B
 ・Lumograph Black … 2B,4B,6B,8B
 と欲しい種類が全て揃っていてオススメです。

■20本セット、24本セットはオススメしません
 画像のAmazonリンク先では、
 20本、24本セットも選択できますが、
  ・使わない濃さの鉛筆が含まれてる
  ・Lumograph Blackが入っていない

 ので、オススメしません。

 セットを購入するのであれば、
  「12本セット」
 が、一番安くて内容が良いです。

■バラ売りで少しずつ揃えたい場合
 「一度に買って使いこなせるか不安」
 という人は、バラ売りで少しずつ揃える
 と良いですね。

 三菱Hi-Uniと同様
 STEADTLER鉛筆も文房具屋さんに
 品揃えが良い製品

 なので安心してください。

 最初は、H,HB,2B,4B あたりから
 少しずつ揃えていきましょう。

さいごに

・リアル絵の濃淡は、筆圧で描き分けるの
 ではなく、「B,2B,4B…」といった鉛筆
 の濃淡で描き分けます。

 イメージとしては、ちょうど「ぬり絵」に
 近い感じですね。

 ■色鉛筆のぬり絵の場合
  赤、青、黄色…と塗り分ける

 ■モノクロ鉛筆の場合
  薄い黒、普通の黒、濃い黒…と塗り分ける

 こんな感じです。

 ただ、色鉛筆でも、いきなり
  120色の色鉛筆を使いこなしなさい
 と言われても難しいように、
  たくさんの濃さの鉛筆を使いこなす
 というのは、最初は難しいかもしれません。

 でも、慣れれば誰でも必ず使いこなせる
 ようになるので大丈夫です。

 焦らずに少しずつ試してみてくださいね。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

こちらの記事もオススメ


そうだ、
絵を描こう!

↓↓↓

リアル絵の描き方プレミアムレッスン

作者の「次もいい記事を書くぞ!スイッチ」はコチラ!
↓↓↓

この下のSNSボタンをポチッと押すと
お友達にこの記事を紹介をできます

SNSシェアのお願い画像