初心者でも簡単な自画像の描き方-中学校の美術で使える書き方のコツ

この記事でわかる絵のコツ
・中学校の美術の授業でやるような、
自画像の絵の描き方
がわからないという人、多いですよね。
・この記事では、
✅自画像の描き方のコツ
✅上手く見せるポイント
について、解説していきます。
あまり似ていなくても大丈夫。
「あ、上手いな」
という印象さえ与えればOKなんで、
試してみてください。
目次
✅自画像のアタリの描き方
✅目・鼻・口の描き方
✅まゆ毛・髪の毛・首・襟の描き方
✅さいごに
自画像のアタリの描き方
・「アタリ」とは、
モノの形や大きさを大まかに決める
ための線を描くこと
です。
絵は、まずはこの「アタリ」から描き始めます。

自画像の書き方
モデル画像
・今回は、このモデルさんの似顔絵の描き方
を解説します。
■手順1

自画像の書き方1
・まずは、この絵のように
正方形と、縦の中心線
を描きましょう。
・モデルの顔の傾きに合わせて、
この正方形も傾かせて描きます。
■手順2

自画像の書き方2
・この絵のように、
正方形の上のラインを
0.5 : 1 : 1 : 1 : 0.5
の5つのブロックに分ける
ように目印をつけます。

自画像の書き方3
・すると、顔の各パーツは、この絵のような
配置になります。
これを目印に、各パーツを描いていく
わけですね。
■手順3

自画像の書き方4
・この絵のように、
正方形の中心よりやや下を切る
ようにします。
これで、顔の輪郭(頬、アゴ)の
アタリができます。
■手順4

自画像の書き方8
・この絵のように、
髪の毛の生え際の高さ
を決めていきます。
目安として、
『目の高さと生え際の距離』
=『目と鼻の距離』の1.5倍
あたりに、髪の毛の生え際の目印
を描きましょう。
■手順5

自画像の書き方9

自画像の書き方9-2
・耳の位置は、この絵のように
まゆ毛と鼻の間
に描くようにしましょう。
※2枚目の絵のように顔の角度によって、
耳の見え方は以下のように変わります。
■うつむき加減の顔のとき
⇒耳の位置はまゆげより上に見える
■仰向き加減の顔のとき
⇒耳の位置は鼻よりも下に見える
でも、自画像を描くときは、ほとんどの場合
「正面から見た顔」
になるので、あまり意識することはない
でしょう。
■手順6

自画像の書き方10

自画像の書き方10-2
・このモデルの写真は、やや斜めを向いて
いるので、
顔の片側の側面だけが見える
状態です。
・2枚目の絵のように、顔の側面は
・真正面から見ると両側の側面が見える
・斜めを向いた顔は片側の側面しか
見えない
ということになります。
まあ、当たり前のことですよね。
でも、この当たり前のことが
目と耳の間の距離を観察するときに
顔の向きの再確認はとても重要
となるので、意識しておいてください。
目・鼻・口の描き方
■手順7

自画像の書き方11
・この絵のように、髪の毛のアタリを
ざっくりと描いたら、
絵のアタリは完成
です。
・美術の授業は『時間制限』があるので、
アタリを描けるようになると、時間配分が
しやすくなります。
■NGな描き方
目⇒鼻⇒口と、ひとつずつ順番に
しっかり描いていく
⇒目だけしか描けてないのに
タイムオーバーとかになったりする
■OKな描き方
全体のアタリをザックリ描く
⇒時間があれば、細かい部分を
描き込んでいく。
いつタイムオーバーになっても
全体的に描けてるので点が取れる
■手順8

自画像の書き方5
・この絵のように、
目の描き方のポイント
として、以下のような点を押さえて
おきましょう。
✅分厚く描くとマンガ絵っぽくなる
✅厚みをうすく描くとリアル絵になる
✅自分の目の特徴は知っておこう
■たれ目 or つり目
■まぶたは、一重 or 二重?
■手順9

自画像の書き方6

自画像の書き方7-2
・この絵のように、目元には
「く」の字の形に強い影ができる
という特徴があります。
・2枚目の絵のように、この目元の影を
描くときは、
細い線で網み目状に描く
ようにしましょう。
■手順10

自画像の書き方12
・この絵のように、
鼻の下の線はつなげない
ようにしましょう。
また、鼻の穴は
グリグリと丸い点にしないで平たく描く
のが、描き方のコツです。
・鼻の穴を濃く描くのは勇気が必要ですが、
鼻の穴を省略するとマンガ絵っぽくなる
ので、美術の点数的にはマイナスです。
よく観察して
穴の形と大きさを正確に描く
ようにすれば、おかしくはならないので
キチンと描きましょう。
■手順11

自画像の書き方13
・この絵のように、
鼻とアゴの真ん中より少し上の高さ
に口を描きます。
・口の描き方は、この図のような
パターンを覚えておくと便利です。
唇の輪郭は、
実線でハッキリと描くと
口紅が濃いように見えてしまう
ので注意してください。
■手順12

自画像の書き方14

自画像の書き方15
・鼻の下のくぼみの部分は、
「グリッ」
と描かないようにしましょう。
・リアル絵であれば、
線では描かずに陰影だけで表現する
ようにします。
・イラストであれば、2枚目の絵のように
チョンと点をつける程度
にしておきましょう。
まゆ毛・髪の毛・首・襟の描き方
■手順13

自画像の書き方17-2

自画像の書き方17-3
・まゆ毛の描き方で注意するのは、
毛の生えている方向
です。
・意外なことに
まゆ毛の生え方は、人によって全く違う
という特徴があります。
この絵のように、いろいろな生え方が
あるので原画写真をよく観察して描く
ようにしましょう。
■手順14

自画像の書き方18

自画像の書き方19
・髪の毛の描き方のポイントは、
毛の流れに沿って鉛筆を動かす
ということです。
・1枚目の絵のように、
髪の毛の流れを全く無視した塗り方
をしてしまうと、リアルさが全く無い絵に
なってしまうので、減点されてしまいます。
・2枚目の絵のように、
まずは髪の毛の束(たば)がどんな感じ
になっているのかをざっくりと描く
ということを意識して、髪の毛のアタリを
描くようにしましょう。
■手順15

自画像の書き方20
・髪の毛を塗っていくときは、
①髪の毛のどのあたりが光っているのか
を観察する
②髪の毛の暗い方から光っているところに
向かって、はらうように鉛筆を動かす
という要領で描くと、髪の毛の光を上手く
表現できます。
■手順16

自画像の書き方22
・首の線は、アゴの少し内側から
描くようにします。
・女性の場合は、少し細めに描くくらいが
ちょうど良いです。
■手順17

自画像の書き方24
・この図のように、
ワイシャツの襟の線は首の外側を
回り込むようにしてから前に
引いてくる
ようにします。
さいごに

自画像の書き方24
・これで完成です。
・学校の授業で描く自画像は、
①顔の形(丸顔、四角顔など)
②髪型
③この記事でお伝えしたコツ
がしっかりと表現できていれば、
評価を上げることができるハズです。
ぜひいちど、練習してみてくださいね。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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