リアルな鼻の書き方-鉛筆画のリアルな絵の描き方

リアルな絵の描き方-鼻の書き方サムネイル

この記事でわかる絵のコツ

・この記事では
  ✅リアルな鼻の描き方
  ✅線は絶対に使わない
  ✅影で形を浮き上がらせる

 ということについて解説しています。

・鼻の描き方がむずかしくてわからない
 という方は、ぜひ一度読んでみてください。

目次

✅リアルな鼻の描き方
 ■リアルな絵では線を使わずに描く
 ■鼻筋の影の描き方
 ■鼻の右側は全体の影のバランスを
  見ながら、ゆっくり影をつけるのが
  描き方のコツ
 ■鼻の穴はガッツリ描く勇気を持つ
✅さいごに

リアルな鼻の描き方

■リアルな絵では線を使わずに描く

リアルな絵の描き方-鼻の書き方-光の方向
リアルな絵の描き方
鼻の書き方-光の方向

✅まずは、光が
  ・どの方向から顔に当たっているのか
  ・鼻に当たっている部分がどこか

 なのか、じっくり観察してから描き始め
 ましょう。


✅リアルな絵で鼻の輪郭をかくときは、
  ・線は絶対に使わない
    つまり
  ・影で形を浮き上がらせる
 ということを意識してください。

 線を使った途端に、マンガの絵のように
 なってしまいます。


線は絶対に使わない とは?

 上の写真では影を塗っていますが、
 この影には
  ぬり絵のような境界線が無い
 ですよね?

  線は絶対に使わない
 とは、言い換えるとこの
  境界線を描かずに影だけ塗っていく
 ということを言ってるんです。


影で形を浮き上がらせる とは?

 前述の
  境界線を描かずに影だけ塗っていく
 ということをしていくと、影を塗って
 いないところが、
  光っているように形が浮き上がる
 わけです。


もう一度言いますが、この
 ✅線は絶対に使わない
 ✅影で形を浮き上がらせる

の2つが、リアルな絵を描く上での
いちばんのポイントで、特に鼻を描く
ときには重要になってきます。


■鼻筋の影の描き方

✅鼻筋に沿って、鼻筋全体に下地の色になる
 一番うすい影をつけます。

✅少しずつ影が濃い部分を塗り重ねて、
 形を出していきます。

✅塗り重ねてできた影の境い目は、綿棒で
 ボカして境界線が目立たないように
 しましょう。


✅影の部分を濃くして
  ・アクセントを加える
  ・白く塗り残した部分の光を強調

 をしました。

 このあたりは、作品によって表現方法が
 変わってきますね。

 ひとつの例として、参考にして下さい。


■鼻の右側は全体の影のバランスを見ながら、ゆっくり影をつけるのが描き方のコツ

✅鼻の右側も肌を塗って、左側同様に
 鼻の形を浮き上がらせていきます。

✅まずは、
  ・眉間の少し下
  ・目元の辺り

 の影が濃くなりやすい部分から描き
 はじめます。

 ここから描き始めることで、鼻筋の
 形がイメージしやすくなります

✅影が薄い部分を描き分けるときは、
 焦らずしっかりと時間をかけて
  少しずつ塗り足しては確認する
 という作業を繰り返しましょう


■鼻の穴はガッツリ描く勇気を持つ

✅鼻の穴は、形や大きさの少しの狂いで
 全体のイメージが大きく変わるので、
 とても重要です。

✅鼻の穴の中心は
  ・しっかり濃く描くこと、
  ・形と大きさを正確にかくこと
 を意識しましょう。

 普通、鼻の穴をグリグリ描くとブサイク
 になるので、意外と勇気がいるのですが、
 しっかり正確に描けば大丈夫なので、
 頑張ってください。

✅小鼻の輪郭は、影が付きやすいので
 濃く描きますが、これも
  線では描かない
 ということは同じです。

 「影を塗る」という意識を忘れずに
 描くようにしましょう。

✅鼻の全体の形が見えてきたら、
 紙から顔を離して全体を見渡します。

 全体のバランスを確認しながら、
 影の強さを調整して仕上げていきましょう。

さいごに

・鼻は形が決まりにくく、下書きを描くのも
 難しいので、慣れるまでは難しいパーツ
 です。

✅女性芸能人は、さらに描きづらい…
・女性芸能人になると、肌つやをキレイに
 見せるために、元々の原画写真が
  光を当てて顔のしわや影を飛ばしてる
 という写真が多いです。

 こうなると、さらに影の形をとらえにくく
 なり、描くのが難しくなるんですよね。

 ですので、最初に練習をするときは、
 今回使用した画像のように、男性の写真
 で陰影がはっきりしているものから
 練習を始めることをお勧めしておきますね。

Youtube版 解説動画

■関連記事

・こちらの記事でも、リアル絵の鼻の描き方
 について、別の角度から解説しています。
        ↓ ↓ ↓
 ✅リアル絵で鼻の影を輪郭線なしで描く2つのコツ

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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リアルな鼻の書き方-鉛筆画のリアルな絵の描き方” に対して3件のコメントがあります。

  1. 小野鈴音 より:

    はじめましてこんばんは。素敵な鉛筆画ですね!
    私もこれから鉛筆画を描いて配信したいなぁと思うんですけど、タレントさんの写真を描いて
    配信するのに許可とか必要なのでしょうか? プロダクションとかにですか?
    それとも趣味の範囲のSNS、ブログでしたら大丈夫なんでしょうか?
    著作権や肖像権など厳しいようですが、描くうえでそこが少し不安でした
    ので教えていただけたら嬉しいです♪

    1. takepon11 より:

      コメントありがとうございました。

      Youtubeの方で、いただいていたコメントが消えてしまったので、
      小野さんのチャンネルフリートークにも回答させていただいたのですが、
      こちらでもお返事しますね。

      >私もこれから鉛筆画を描いて配信したいなぁと思うんですけど、
      >タレントさんの写真を描いて 配信するのに許可とか必要なのでしょうか?

      そこ、気になりますよね
      僕も、以前しらべました。
      僕の理解としてお伝えしますが、小野さんご自身でも調べてみてくださいね。

      厳密には、肖像権と著作権を侵害していることになると思います。

      ■肖像権
       自分の写真を勝手に撮られたり公表されない権利

      ■著作権
       著作者の財産を盗み取る行為

      なので、似顔絵に利用する元写真が
       ・世の中に出回っている写真
         ・肖像権については多分大丈夫
         ・著作権については所属事務所が持っているのでアウト

       ・隠し撮りした写真
         ・肖像権についてアウト

      ということだと思います。

      でも、SNS等でたくさんの鉛筆画がアップされているものについては、
      制作者は基本的にその芸能人をリスペクトして制作しているので、
       ・芸能人本人や所属事務所が黙認しているだけ
      ということだと思います。
      ※肖像権や著作権は、基本的に
       「親告罪(著作権者の告訴がなければ起訴されない)」
       なので、黙認してもらえている間は罪になりません。
      ※ただし、H30年の法改正で
        「対価を得る目的または権利者の利益を害する目的があること」
       など、については即アウトになりました。

      なので、趣味の範囲でSNS等にアップする程度であれば
       ・作品を販売しない
       ・誹謗中傷しない
       ・芸能人のイメージを壊すような作品にしない
      という範囲であれば、現時点ではよほど大丈夫だと思います。

      例えば
      ・以前、鉛筆の神様の方が、広瀬すずさんの似顔絵Youtube動画を
       サンデージャポンでとりあげられていた
      ・最近では、Tiktokで話題になった芸能人の鉛筆画が
       Livedoorニュースで取り上げられた
      など、メディアにも取り上げられてますが、特に問題にはなっていません。

      また、Instagram上では、
       ご本人からありがとうメッセージきたー
      なんてこともよくあります。

      逆に
      ・ネット上で似顔絵販売していた人が、ファンにクレームを
       つけられて炎上した
      というケースもあります。

      但し、SNS上のルールは流動的で、今後についてはどうなるかはわからない
      (消せ~とか言われるかもしれない)ので、自己責任でお願いしますね。

  2. 小野鈴音 より:

    takepon11さん、こんにちは。

    別のメールフォームから問い合わせもさせていただいて申し訳ありませんでした。

    著作権、肖像権について詳細を丁寧にお話くださり感謝致します。
    やはりいろいろと難しいことなんですね。

    良質な記事を作っていきたいと思います。

    takepon11さんのイラストもとても勉強になります、
    さすがプロの陰影の表現は素晴らしいです!

    この度はありがとうございました。

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