【まとめ】鉛筆画で使用する道具について

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この記事の見かた

・この記事では、鉛筆画で使用する道具
 について、以下のようにまとめました。

 参考にしてください。

  ✅鉛筆画で使用する道具
   …それぞれの道具について、
    ■迷ったときのオススメ製品
    ■詳細を解説した記事のリンク
    を記載

  ✅道具をそろえる優先順位

目次

✅鉛筆画の道具一覧
 1.用紙
 2.描く道具
  2-1.鉛筆
  2-2.シャープペン
  2-3.芯ホルダー、芯研器
  2-4.電動鉛筆削り
 3.消しゴム
 4.ぼかす道具
 5.トレース台
 6.紙を削る道具
  6-1.鉄筆
  6-2.デザインナイフ
 7.仕上げ・その他
  7-1.フキサチーフ(定着剤)
  7-2.はねぼうき


道具をそろえる優先順位

✅さいごに

鉛筆画の道具の紹介

1.用紙

・用紙選びは、鉛筆画作品を描く土台となる
 道具なのでとても重要です。


■迷ったらコレ

・初心者の人で
  どれを選んだら良いかわからない
 という人は、まずは
  コクヨケント紙
 がオススメです。

 とにかく、
  コストパフォーマンスが良い
 ので、僕も練習用に愛用しています。


■紙については、コチラの記事
 で詳しく解説してます
     ↓↓↓

・別記事で、
  ✅鉛筆で紙に絵が描けるのはなぜか?
   しくみの解説
  用紙選びの3つのポイント
  8種類の用紙比較
  ✅リアル絵にオススメな紙の紹介
  オススメな理由

 について解説しています。

 紙について詳しく知りたい人は、
 参考にしてみてください。


2.描く道具

■2-1.鉛筆

鉛筆選びは、鉛筆画ではとても重要です。

 HB , 2B というような芯の硬さだけではなく、
 メーカーやグレードによって
  ✅描き心地(紙にひっかかる感触の有無)
  ✅鉛筆の黒鉛が紙にのりやすいか
 などが、大きく変わってきます。


■迷ったらコレ

・初心者の人で
  どれを選んだら良いかわからない
 という人は、まずは
  STAEDTLER鉛筆 12本セット
 がオススメです。

 この12本セットの内容は
 ・Lumograph
   … 2H,H,HB,B,2B,4B,6B,8B
 ・Lumograph Black

   … 2B,4B,6B,8B
 と、鉛筆画でまず最初に欲しい種類が
 無駄なく全て揃っています。


※「Lumograph」と「Black」の違い
 ■Lumograph…「光沢がある黒」
 ■Lumograph Black
   …「光沢がないマットな黒」
   …例えば、瞳の「黒目」を描くとき
    などとても重宝します。


■鉛筆については、コチラの
 記事で詳しく解説してます
     ↓↓↓

・別記事で、
  ✅リアル絵に適した鉛筆の製品
  ✅リアル絵で使用する鉛筆の濃さや本数

 について解説しています。

 鉛筆について詳しく知りたい人は、
 参考にしてみてください。

■2-2.シャープペン

シャープペンは、細かい部分の仕上げに
 とても役に立ちます。


・シャープペン本体は、自分が持ちやすいもの
 を選べばOKです。


・シャープペンの芯の太さは、
  0.2mm, 0.3mm, 0.5mm
 の3種類を用意することをオススメします。

 ※0.2mm、0.3mmは大して変わらない
  ように見えますが、
   線の太さが1.5倍違う
  と考えれば大きいですよね。


・芯の濃さは、一番濃いものを選びましょう。

 ※シャープペンの芯で一番濃いものは、
  ・0.2mm、0.3mm芯であれば「2B
  ・0.5mm芯であれば「4B
  になります。



■シャープペン … 0.2mm
■替え芯 … 2B



■シャープペン … 0.3mm
■替え芯 … 2B



■シャープペン … 0.5mm
■替え芯 … 4B


■2-3.芯ホルダー

・芯ホルダーとは、
  鉛筆のような太い専用芯を入れて使う筆記具
 です。

・使うメリットとしては、
  ■鉛筆と同じように太い芯で描ける
  ■芯が減ったらシャープペンのように
   カチャカチャやると芯が出てくる
  ■鉛筆のように短くならないので、
   常に使いやすさが一定
 と、鉛筆とシャープペンの良いとこ取り
 したような道具なので、
  絵描き好きにはファンが多い道具
 です。


■迷ったらコレ

・初心者の人で
  どれを選んだら良いかわからない
 という人は、まずは
  ・STAEDTLER 芯ホルダー
  ・芯研器
  ・替え芯(4B、2B)

 を揃えるのがオススメです。


・芯ホルダーは、
  絵を描く目的の場合は長時間
  使用するので重すぎると疲れる

 という点を考慮して選びましょう。

 中には、
  ボディが真鍮(しんちゅう)で
  7000円くらいする高級なもの
 もありますが、
  字を書く目的のもの
 で、長時間の作画には向きません。

 そういう点で、
  STAEDTLER 芯ホルダーは
  価格と重量のバランスが良い
 製品です。


■芯ホルダーについては、
 コチラの記事で詳しく
 解説してます
     ↓↓↓

・別記事で、
  ✅芯ホルダーのオススメはこれ
    ■オススメ9選
    ■芯ホルダー選択のポイント

 について解説しています。

 鉛筆について詳しく知りたい人は、
 参考にしてみてください。

■2-4.鉛筆削り

・鉛筆は、カッターで削っても良いですが、
  芯を長く出す必要が無いとき
 は、電動鉛筆削りを使うほうが、
  圧倒的に楽で効率が良い
 です。


・機種はどんなものでも良いですが、
  絵を描く人は机の上の道具が多くなる
 ので、
  上から差し込むタイプ
 の方が場所を取らなくてオススメです。


■カッターを使った鉛筆
 の削り方については、
 コチラの記事で詳しく
 解説してます
     ↓↓↓

・リアルな絵を描くときは、
  鉛筆を寝かせて描く場面が多い
 です。

 そのため、
  通常よりも芯を長めに出すように削る
 という必要性が出てくることから、
  鉛筆削りではなくカッターでも削れる
  ようになっておくと便利

 です。

3.消しゴム

消しゴムとひとくちに言っても、
 いろいろな形状の製品があります。

 絵の制作シーンごとに、使いやすい
 消しゴムがあると
  ✅作業の効率化
  ✅作品の完成度アップ

 につながるので、少しずつ自分にあった
 消しゴムを揃えていくと良いです。


■迷ったらコレ

・初心者の人で
  どれを選んだら良いかわからない
 という人は、まずは
  ・ペン型消しゴム(丸形芯)
  ・ねり消しゴム
 を揃えるのがオススメです。

 普通の消しゴムは、普段使っているものが
 よく消えるのであれば、それでOKです。

 もし無ければ、
  ・mono消しゴム
 が安価でよく消えるので、オススメです。


■消しゴムについては、コチラ
 の記事で詳しく解説してます
     ↓↓↓

・別記事で、
  ✅リアルな絵を描くときに、
   持っておきたい便利な消しゴム

 について解説しています。

 消しゴムについて詳しく知りたい人は、
 参考にしてみてください。

4.ぼかす道具

・鉛筆画でリアルな絵を描くときに、
  「ぼかし」の道具は必需品
 です。

 安価な道具で、鉛筆画を描くことが
 大幅に楽にできるようになるので、
 要チェックです。


■迷ったらコレ

・初心者の人で
  どれを選んだら良いかわからない
 という人は、まずは
  ・パステルブラシ(ストレート・Sサイズ)
  ・擦筆(さっぴつ)
 を揃えるのがオススメです。


・ご家庭にある
  ティッシュ、綿棒
 と組み合わせて使いましょう。


・別記事で、
 ✅ぼかしに使う5つ道具
 ✅ムラになる原因と対策方法
 ✅道具を活用した肌の描き方
 について解説しています。

 ぼかし方について詳しく知りたい人は、
 参考にしてみてください。

5.トレース台

・トレース台は、
  ・絵の楽しさが広がる
  ・絵の上達につながる

 とても重宝するアイテムなので、
 オススメです。


■迷ったらコレ

・最初から高価なものは必要ありません。

・1.9mm厚の薄手のケント紙程度であれば
 この製品で充分トレースできます。


■トレース台については、
 コチラの記事で詳しく
 解説してます
     ↓↓↓

・別記事で、トレース台の
  ✅用途
  ✅使い方
  ✅製品の選び方
 について解説しています。

 トレース台について詳しく知りたい人は、
 参考にしてみてください。

6.紙を掘る・削る道具(中・上級者向け)

■6-1.鉄筆

・鉄筆を使うと、
  紙を凹ませることで、その上を鉛筆で
  塗ると白く線が浮き出てくる

 ということができます。

 例えば、
  ①動物の毛並みを鉄筆で最初に彫る
  ②上から色を塗ると毛並みが
   白く浮き出る

 という表現方法ができるわけです。


・鉄筆のブランドでは、
  VANCO(バンコ)
 がおすすめです。


・製品を選ぶポイントは、
  針先の太さ
 です。

 VANCOの場合、
  No 50R … 0.4mm
  No 100R … 0.8mm

 です。

 他の製品と比べるときも、この針先の
 太さはよく確認しましょう。

■6-2.デザインナイフ

・デザインナイフは、
  作品を塗った後に、引っ掻いて紙を削る
  ことで白い線を描く
 という用途で使います。

 例えば、
  ①動物の身体の色を塗る
  ②白い毛並みをデザインナイフで
   引っ掻いて描く(紙を削る)

 という表現方法ができるわけです。

 「鉄筆」とはまったく逆の手順ですね。


・オルファの「アートナイフプロ」は、
  刃先の角度が鋭い(するどい)形状
 になっているのが特徴です。

・9種類の替え刃で、好きな形状の刃に
 交換することもできます。

7.仕上げ・その他

■7-1.フキサチーフ(定着剤)

・鉛筆画は、紙の上に黒鉛がのっている
 だけなので、
  ■時間が経つと色が薄くなる
  ■こすれると汚れる

 という性質があります。

 これを定着させるのが
  フキサチーフ
 です。

 420mlの徳用サイズであれば、
  A4サイズ程度であれば、
  50枚以上は定着させることができる

 ので、安心して使えます。


・作品が完成したら、必ず
  フキサチーフを吹きかけて定着させる
 のを忘れないようにしましょう。

■7-2.はねぼうき

・用紙の上の消しゴムのカスなどを、
 払うための
  「羽根箒(はねぼうき)」
 です。

 紙の上のゴミをはらうときは、
  羽根箒を使う習慣
 をつけましょう。


注意)
 こんな消しゴムのカスの払い方は
 NGです!


 × 手で払う
  …手に汗をかいていると、
   致命的な汚れをつけます。

 × 息で吹き飛ばす
  …息を吹くと、見えないツバが霧吹き
   のように飛んでいきます。

道具をそろえる優先順位

・これから鉛筆画を始める人は、
 以下を参考に道具を揃えてみてください。

■優先度1位
 ・ケント紙
  … 最初は安価なコクヨケント紙から

■優先度2位
 ・鉛筆
  … 12本セットはオススメ
  … バラで揃えるなら、最初は
    2H、H、HB、B、2B、4B
   あたりから。

■優先度3位
 ・ぼかす道具
  … パステルブラシ ストレート(S)
   と、擦筆(さっぴつ)は揃えたい

■優先度4位
 ・消しゴム
  … ペン型消しゴムは必需品

■優先度5位
 ・トレース台

■優先度6位
 ・シャープペン
  … 0.2mm、0.3mm があると
   描き込みがしやすい

■優先度7位
 ・芯ホルダー

■優先度8位
 ・羽根箒(はねぼうき)

■優先度9位
 ・フキサチーフ

■優先度10位
 ・鉛筆削り

さいごに

・気に入った道具をひとつずつ揃えていく
 のも、絵を描く楽しさのひとつです。

 自分のお気に入りの道具に囲まれている
 空間は、とても幸せな気分になれます。

 慌てる必要はまったくありません。

 あなた自身のペースで、素敵な空間造り
 を楽しみながら、道具をそろえてみて
 くださいね。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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