さよなら塗りムラ|筆圧を一定にする4つのポイント

リアルな絵の描き方-筆圧を一定にする方法サムネイル2-セピア

この記事でわかる絵のコツ

・リアルな絵の描き方で多い悩みの
 ひとつとして、
  広い面積をキレイに塗りたいのに
  塗りムラになってしまう
 ということをよく聞きます。

⇒じつは、この「塗りムラ」は、
  4つのポイントを実践することで
  劇的に改善
 するんです。


・この記事では、
  ✅筆圧を一定にすれば塗りムラ
   がなくなるということ

  ✅筆圧を一定にするための
   4つのポイント

 について解説するので、
  塗りムラで困っている
 という人は、ぜひ読んでみてください。

目次

✅筆圧一定は、リアル絵を描く上で
 欠かせないテクニックです
✅筆圧を一定にして塗る4つのポイント
✅ポイント1:鉛筆の角度
✅ポイント2:鉛筆を紙に押し付ける力
✅ポイント3:鉛筆を動かすスピード
✅ポイント4:鉛筆の芯先のとがり具合
✅さいごに

筆圧一定は、リアル絵を描く上で欠かせないテクニックです

・リアル絵では、10H ~ 10B のいろいろな
 濃さの鉛筆を使い分けることで、濃淡を
 コントロールします。

 逆にいうと、例えば2Bの鉛筆で塗っている
 ときは、全て2Bの濃さで一定にさせたい
 わけですね。

 塗っている途中で筆圧が変化してしまうと
 自分の思い通りに塗れないうえに、塗りムラ
 になってしまうというわけです。

筆圧を一定にして塗る4つのポイント

■塗りムラは、筆圧を一定にするとなくなります。
・たとえば、スベスベの肌を塗ろうとしたときに、
 筆圧が変化すると「塗りムラ」となってしまい、
 肌荒れみたいな絵になってしまいます。

・筆圧変化の原因は、次の4つです。
  ✅ 鉛筆の角度
  ✅ 鉛筆を紙に押し付ける力
  ✅ 鉛筆を動かすスピード
  ✅ 鉛筆の芯先のとがり具合

 この4つについて、お話します。

ポイント1:鉛筆の角度

・まずは「鉛筆の角度」です。

✅圧力は接地面積が小さければ小さいほど
 力は一点に集中します。

 ■ 例えば、この図のように
  10の力が加わったとき、接地面積が1で
  あれば、その1点に力は10かかります。

リアルな絵の描き方-筆圧を一定にする方法画像1
リアルな絵の描き方
筆圧を一定にする方法1

ーーーーーーーーー+---------+

 ■ これが
  接地面積が10倍になれば
  同じ10の力が加わったとしても、
  力は1づつに分散されます。

リアルな絵の描き方-筆圧を一定にする方法画像2
リアルな絵の描き方
筆圧を一定にする方法2

✅これを、鉛筆の角度で考えると次のようになります。

 ■鉛筆を立てる
  芯の先しか紙に当たらないので、
  筆圧は高くなる = 色が濃くなる

 ■鉛筆を寝かせる
  芯の広い面が紙に当たるので、
  筆圧は低くなる = 色がうすくなる


✅通常、広い面積を塗る場合は、下の写真のように
 鉛筆を寝かせて塗っていきますよね。

 このとき、同じ筆圧で塗っていく場合は、
  常に鉛筆の寝かせ具合を一定に保つ
 ということを意識することが重要なのです。

ポイント2:鉛筆を紙に押し付ける力

✅当たり前ですが、
  押し付ける力が変われば筆圧は変わる
 に決まってますよね。

 でも、ずっと同じ強さで鉛筆を動かし続ける
 のは、非常に難しいです。

✅これを解決する方法は、
  鉛筆を指で無理に紙に押し付けない
 ということです。

✅もう一度、この写真の持ち方を見てください。

 これは、
  ✔ 人差し指と中指に鉛筆をのせる
  ✔ 親指は支えるだけ
 という持ち方をしています。

 この持ち方であれば、 鉛筆の重さだけで
 塗ることができます。
 ✖ 親指で上から押さえつけないよう注意!

鉛筆の重さだけで塗っていけば、
かなり一定の筆圧で塗ることができます。

ポイント3:鉛筆を動かすスピード

・次に「鉛筆を動かすスピード」です。

✅動かすスピードが変化すれば、筆圧も
 変わってきてムラができる
 ⇒常に一定のリズムで鉛筆を動かすことを意識します。

✅鉛筆が往復するときの
  ✔ 動き出す部分
  ✔ 止まる部分

 は重要です。

リアルな絵の描き方-筆圧を一定にする方法画像3
リアルな絵の描き方
筆圧を一定にする方法3

 この部分が一番無意識に力が入りやすく、
 色が濃くなりやすい部分です。

✅このムラを無くす方法は、
  鉛筆を早く動かしすぎない
 ということです。

 特にHBより硬い鉛筆を使う時は、塗りムラ
 の修正が難しいので、丁寧に鉛筆を動かす
 ようにしてください。

ポイント4:鉛筆の芯先のとがり具合

・最後に「鉛筆の芯先のとがり具合」です。

✅鉛筆を使うと、芯先は徐々に丸くなります。

 尖っていた鉛筆が丸くなる
  ⇒ 芯の接地面積が増える
  ⇒ 筆圧が下がる

  ⇒ 筆圧が変化するので塗りムラになる

 こんな流れになります。

 ですので、鉛筆の芯先のとがり具合には
 常に注意しましょう。

✅鉛筆を寝かせて使っているとき。。

 定期的に鉛筆を少し回転
 させながら使います。

 使いづらくなってきたら鉛筆を削りましょう。

✅鉛筆を立てて使っているとき。。

 回転させても意味ないです。

 丸くなってきたなと思ったら
 早めに削りましょう。

さいごに

・この4つのポイントに注意して描くと
 仕上がりがかなり変わります。

・また、鉛筆の筆圧は持ち方によっても
 大きくかわります。

 リアル絵・デッサンの鉛筆の持ち方

 こちらの記事を読まれていない方は、
 合わせて読んでいただくと、
 より深く理解できるかと思います。

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最後まで読んでいただき
ありがとうございました